早発閉経と診断されたOLのつれづれなる日記。

ー33歳で早発卵巣機能不全と診断された独身女の日々の暮らしー

【早発閉経】の診断を受けるまでに私はどう過ごしてきたのか、体にどんなことが起きていたのか。

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前回の記事で最低レベルの私の女性ホルモン数値に書きました。

そもそも早発閉経(早発卵巣機能不全)とはどういうものかは以下のリンクを参考にしてください。

w-health.jp

私は自分の女性ホルモンの数値が異常だと病院で知らされるまで、「早発閉経」を意識したことはありませんでした。”知らなかった”んです。

こうなるまでに何も兆候がなかったわけではありません。自分の体の不調をネットで調べたりしたときにこのワードを見ていた可能性もあるんですが、年齢的に自分の中で「閉経」というワードが引っかからなかったんだと思います。

 

後になって思うのは、自分の体を大事にする意識や体の不調に対する感度がとてもとても低かったということ。

私は記憶がある限りで20代半ばから生理不順が起きていました。

生理不順 

「生理の周期は28日」といわれますが、この周期は乱れやすく生理不順を抱えてる女性は多いと思います。

私の場合、生理不順だった期間の後半は、3ヶ月生理がなくて、その後にやっときた生理が終わったと思ったらその1週間以内にまた生理が始まる。(生理というより不正出血だったのかもしれませんが)ーといった感じが続いてました。

この生理不順を抱えていた20代後半の間に一度か二度病院にも行っていました。

私は20歳の時に卵巣腫瘍が見つかり、卵巣の一部摘出手術をしていました。もしかしたら卵巣腫瘍がまたできててこんな不調が起きてるんじゃないかと思ったからです。

20歳で卵巣腫瘍の手術

この卵巣腫瘍が見つかったのは幸運だったとも遅かったとも言えます。

たぶん中学生の時くらいから、自分の下腹部にいびつな張りがあることを自覚していました。でもそれが何というわけでもなく、「胃下垂かな」とか、「下腹が出やすいから痩せないと」くらいにしか感じてませんでした。

20歳の頃、大学の講義中にお腹が痛くなりました。こんな腹痛は時々あって、お腹を締め付ける服を着てるときによくなっていたので、いつもは締め付けを緩めて休んで自分で回復させていたんですが、この時は大学構内にある保健センター(保健室のようなところ)で横になって休むことにしました。この時のセンターの職員さんの問診で、今まで気にはなってはいた下腹部の張りについて思い立って軽い気持ちで相談してみたんです。するとその場で職員さんが腹部のエコーを撮ってくれて、そこで腹部に「腫瘍のような影が見える」と言われ病院の紹介を受けるに至りました。

そういえばこの時も急で思ってもみない話でパニックになりました。

だいたいの病気は思ってもみないものですよね。

紹介してもらった病院で卵巣腫瘍の診断を受けた私はその数ヶ月後に入院・手術をしました。

腫瘍の結果は良性だったため、いわゆるガンではありませんでした。

ただ、長期間放置されていたために腫瘍がかなり肥大化していたようで、お医者さんはそれだけの間 体の不調に気付かなかったことに疑問を持たれていました。

 

…生理不順の時の診察に戻ります。

この時は腫瘍の再発の心配しかしてなくて、だからなのか診察は内診だけで「腫瘍のようなものはない」ということで終わりでした。

これで安心していた部分もあります。この時にホルモン検査をしていたら何かに気付けていたのか。

 

生理不順の期間が続いた後に起こったのは無月経です。

無月経

 これが自分の自己管理意識の低さの極みです。ここ3年くらいずっと生理がきてませんでした。3年くらいと書くのは正直この期間が定かじゃないからです。もっと前から生理がきてなかったかもしれません。

 

なんで無月経を放置していたか。

前半は単純に日常が仕事に追われて病院に行く気持ちの余裕がありませんでした。

彼氏もいなかったので妊娠はないし、その周期を気にする必要もありませんでした。

仕事のストレスが体に来てるのかなくらいに自分の中で理解していました。

日常生活のなかで「生理が来ない」ことを気にしてはいながら、生理がないことで日常に不便がなかったのでそのまま何もしないまま1年以上が過ぎてしまっていました。

 

その後、ある転機が訪れて2年間海外に行くことになりました。そしてその直前のタイミングで彼氏ができました。

海外に行くとなれば病院にかかれなくなる。彼氏もできたし、やっぱり無月経が気になると海外に発つ直前に婦人科に駆け込んだんです。

内診では異常はないと言われました。採血してホルモンの検査をしてみないとということだったのですが、お医者さんに「ホルモン検査をしても結果が出るまで2週間かかる。(ちょうど海外に発つ2週間前でした…)結果を知らせることもできないからどうしようもないんじゃないか」と言われ、結局ホルモン検査はせず、とりあえず生理を起こすためのピルを2回分処方してもらいました。ピルを使ったのはこの時が初めてでした。

 

この当時はいくらかはネットで無月経について調べたりもしていました。

「閉経」こそ考えてはなくても不安はありました。

でも、ピルを飲んで生理を起こしたら改善に向かっていくか現状維持ができるだろうと自分を納得させてしまいました。

海外での2年間で日本の病院で処方されたピルと海外で購入したピルを使って5回ほど生理を起こしました。

2年で5回、ピルを使って自分を納得させました。

ピルを飲んでいない帰国直前に生理のような出血が一度あって、この時は「自然に生理がきた!体質改善してるんだ!」とめちゃくちゃ嬉しかったこともありました。

 

 

私はいつから閉経レベルの状態だったんでしょう。

思えば20代半ば~後半から状況は深刻だったんだと思います。

20代で早発閉経と診断される人は1,000人に一人、30代では100人に一人だそうです。

こうみると結構な確立があるにも関わらず、私はこれについての知識を持っていませんでした。

誰かから聞いたこともありませんでした。

 

 

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